第３回：競艇のスタート

競艇は水の上からのスタートでしかも流れがあります。なので競馬や競輪のように決められた線から一斉にスタートすることができません。そこで採用されているのがフライングスタートという方式。では、スタートまでの流れを説明しましょう。
	スタート１２０秒前 ピットアウト開始。 ６艇が一斉に小回り防止ブイを目指す。 特にインを狙う選手は全速力。 大時計は文字盤上の２つのランプが点灯する。
	スタート５０〜３０秒前 小回り防止ブイを回って減速しスタートを待つ待機行動に入ります。ここで各選手は自分の作戦に有利なコースを取ろうと競い合います。 （１号艇だからといって１コースからスタートするとは決まっていない。）
	スタート１２秒前 アウト艇がダッシュでスタートラインへ。 イン、センター艇も発進。大時計は白い針が隠れて１周１２秒の黄色い針が動き、１２時を指す。
	スタート！！！ 大時計の黄色い針が１周し、ふたたび１２時をさした瞬間スタート！その１秒後までのあいだに、各艇はスタートラインを通過しないといけない。 ０秒より少しでも早いとフライング（返還欠場）、１秒より遅れたら出遅れ（出遅れ返還欠場）となり、レースに参加できません。
というように、競艇のスタートはコンマ何秒というタイミングが命です。当然スタート時にフライングせず、他艇より早ければそのレースは優位になります。競艇の出走表にはその選手の平均スタートタイムも載っていますから、スタートの早い選手で舟券を買うのもいいでしょう。 　また、フライングを１回すると４０日間出場辞退、２回なら６０日間出場辞退になるので（都合１００日）、選手もより速くしかも慎重になるわけです。